山田の日記

外資系消費財メーカーから情報サービス系企業に身を移し平民として働いてる中の人のブログ

メディア×ラグジュアリーブランド

 最近大学にて、ラグジュアリーブランドに携わってきた人間を招いて研究会が開かれている。その研究会で、元電通のクリエイティブ局、雑誌局でラグジュアリー業務に携わってきた「吉良 俊彦」氏のお話を聞く機会があった。その中での講演の一部を今回はまとめたい。なお、吉良氏はアルマーニ、マックイーン、ブルガリの担当であった。

 

 話の要約として、ラグジュアリーブランドをプロモーションする上で大事なメディアと将来におけるメディアのあり方についての話で会った。

 

 

1マスメディア主義とターゲットメディア主義

 

マスメディア主義

 

 報道的に平等に生活者に情報を届ける特徴を持つ

いわゆる4マス(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)がこれにあてはまる。

このマスメディア主義の主語は「メディア」である。

メディアありきで生活者に情報を届けるからである。

 

ターゲットメディア主義

 

 興味をもつものに対して、選択して、情報を届けられる。

つまり、関心を持つものが自ら情報を取りに行くのである。

このターゲットメディアには雑誌、街、交通、ビルボード、モバイル、Webなどがある。また、このメディアは主語が「人」で、人ありきで、メディアが存在する。

 

 

2ターゲットメディアトルネード

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 これはターゲットメディアを図式化した物である。(時間がない状態でパワポを使用し作成したので雑になっているので申し訳ございません。)

基本的にラグジュアリーブランドではターゲットメディアを使用するほうがいいらしい。理由はラグジュアリーブランドは基本的に消費財と異なり予算がない。

また、彼はイベント、街、雑誌を主に使用した広告を得意としてプロモーションをしていた。このターゲットメディアを活かしたプランニングでブルガリを効果的にブランディングの成功をはかっていたとか。

 

 

3プログラミングメディア、Notプログラミングメディア

 

次にメディアの切り口を変えて見てみる。  

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プログラミングメディア

 

 既存のメディアは構成が完全に決められており、プログラミングメディアと言われるものであった。

例えば、テレビ、新聞は構成や時間が予め決めれており、生活者はそれに従って情報を得ていた。

 

Notプログラミングメディア

 

 しかし、時代は変化し、多くのメディアが登場した。

Web、漫画、アニメ、HDD、ゲーム、SNSといった時間や場所が構成されていないメディアが台頭してくるのである。

 

 このNotプログラミングメディアの特徴は広告に沿わない特徴を持っている。

つまりNotプログラミングメディア=非広告系メディア

 

4スピードコミュニケーション

 上記の非広告系メディアの台頭により、数多くのメディアはチャンスを得て、変化が起きている。しかし、変わらないものがある。

それは消費者の持っている24時間は変化しないのである・

今後メディアはクリエイティブ性を大きく発揮しなければならないのである。

消費者は多くのメディアに触れすぎている一方で、一つ一つのメディアに対して触れる時間が短くなっている。その短い時間でコミュニケーションをはかっていくのが今後のメディアにおける重要なことである。

 

5講義後の談話

 

この講義の後に幾つかの質問をして気になった点を追記しておく。

質問者

「最近O2Oといった事例が多く出てきています。メディアのプランニングを考える際にWebとリアルで面白い企画を行なっていると思われる事例はありますでしょうか?」

吉良氏

ニコニコ超会議は良い事例だと思います。しかしながら、ラグジュアリーブランドがSNS等を混ぜたプラニングをする場合は難しい。」

 

6個人的な感想

 

 あまりラグジュアリーとメディアの議論からずれており、初学者向けの話で残念だったが、いくつかここでは明記できないようなブランドの面白いエピソードやプレゼンテーション手法を聞けて満足度は高かった。また、最後になるが、吉良氏が参考にしているクリエイティブは、WAKOとエルメスのショーウィンドウらしい。