山田の日記

外資系消費財メーカーから情報サービス系企業に身を移し平民として働いてる中の人のブログ

リーダーポジションを崩す「マイナビ」の面白さ

国内トップの情報メディア企業の「リクルート」の創業事業である新卒採用事業リクナビ」が現在「マイナビ」にそのポジションを脅かされている。

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上の画像にある様に企業掲載数No.1を獲得したのは記憶にも新しく、私としては衝撃的であった。

この人材業においてクライアント掲載数No.1の座というのは非常に大きい意味を成す。

B2C型のリボン図モデルのKSF(KFS)といえば、カスタマー数の最大化とクライアントの最大化によるDB構築とその最適マッチングである。

そのクライアント側を奪われたリクルートとしては、対クライアント側に後塵を拝したわけで、ここ数年は正念場である。

(断りを入れるが、私のポジションは、リクルートを応援する側である)

リクルートのリボン図については、リクルートマーケティングパートナーズ須藤氏を参照していただきたい。

リクルートのリボン図が通用しなくなる理由|【勝手に未来想像シンクタンク】|note

 

マイナビの面白さとは?

私が考えるマイナビの面白さとは、ポーターの戦略論を逆に取った戦い方でここまで上り詰めてきたことである。

・チャレンジャーポジションが繰り出す同質化戦略の気持ち悪さ

言ってしまうとこれに尽きる。マイナビの全事業

マイナビブランド | マイナビについて | マイナビ

)を見ていただくと、マイナビにある事業は全て、リクルートが有する事業

グループ企業一覧 | リクルートホールディングス - Recruit Holdings

)なのである。全てのビジネスモデルはリクルートと同じで、戦術的な部分で差別化を図るという実に斬新なものである。

通常は、チャレンジャーが差別化戦略をとり、リーダーポジションがそれに対して同質化戦略を図り市場が形成されていくのであるが、マイナビの場合は徹底した模倣力と実行力でここまで成長を果たしてきた。

後発で市場が構成された状態で勝負を仕掛け、ここまで売上を伸ばしてきたマイナビの功績は大きいと思う。この競争自体は素晴らしい事で、市場を活性化させただけでなく、カスタマーとクライアントにとってより良い選択が出来る状態を作ったということで賛美賞賛ものである。

 

いつまで同質化戦略を取るのか?

しかしながら、リクルートが新規事業と海外展望を睨む中、いつまでマイナビはその同質化戦略に固執するのか。リクルートがリボン図という呪縛にかられているようにマイナビもその呪縛から逃れられない訳で、「マイナビ」は近々IPOも視野に入っているとの噂もあるが、まさに踊り場である。